機械式腕時計4 オリエント
オリエントの機械式腕時計
アルキメデススパイラルさんのショーケースを見ていて、ひときわ輝いて見える時計がありました。
(もちろん、自分に買えない10万円を優に超えるような時計は目に入らないようにできています)。
それが、オリエントの機械式腕時計でした。ガラスショーケースの中、スポットライトに照らされて輝いている姿は、本当に見とれるくらいにきれいでした。
2つの時計がありました。一つは3針のシルバーの時計。盤面は白ではなくシルバーで、秒針とパワーリザーブの針がきれいなブルー。デイト表示あり。金属ブレスで、すべてチタンでできたモデルとかですごく軽量化されている。端正でまじめだけど、さわやかな青が映えていて、第一印象はメカゴジラです。
もう一つは、曜日が扇状に示されており、針が月、火、水と移動していって日まで来ると、ひゅんと月曜日に戻るというレトログラード機能を備えた時計。こちらは盤面は真っ白、6本ある針と時間を示すインデックスがピンクゴールド、金属ブレスですが駒が細かくそれぞれがきれいに磨いて合ってキラキラと反射しています。もう宝石っという感じ。こちらはプレステージショップ限定モデルとのこと。
うわーきれいだなあと思い、しばし眺めたのちに触らせていただきます。チタンの方は確かに軽く、ちょっとシャカシャカした感じもします。レトログラードの方は、もうなんというか、おしゃれすぎひん?という感じです。
「これ、ビジネスでも付けられますかねえ」
(女性の店員さん)「問題ないと思いますよ」「ちょっとキラキラするかもしれませんが、すぐ慣れますよ」
チタンの方は10万円を少し切るくらい、レトログラードの方は10万円を少しオーバー、ただし替えとして茶色の革のベルト付き。自分としてはレトログラードに惹かれつつも、仕事で付けて大丈夫かなあという点が不安。
っていうか、そもそも機械式腕時計を買うつもりってなかったんじゃない!?
即決してしまいそうな自分を抑えて、とりあえずお店から退散します。
オリエント
オリエントはずっと昔から機械式腕時計を作っている、セイコー、シチズンにならぶ老舗時計メーカーのようです。セイコー、シチズンほど有名ではないものの、時計ファンの間では評価の高いマニアックなメーカーのようです。知る人ぞ知るという感じで、めっぽうそそられます。
ウェブでみてみると、オリエントスターという名前で多くのモデルが出ています。
もっとも定番なのは、オープンハートと言って中の機会が少し見えるように盤面に穴が開いているモデルのようです。他にも、ちょっとレトロな雰囲気のある時計や、結構奇抜なデザインの時計などが5万円くらいからあります。私が見たチタンやレトログラードモデルは、オリエントの中では結構高価なものらしい。
あれ~、でも機械式だったらセイコーとかも見ないといけないんじゃない!?
機械式腕時計探索
ということで、ブレにぶれまくって、機械式腕時計も視野に入れて探索が始まりました。
セイコーではグランドセイコーというのが頂点のようですが、これは最低でも20万円くらいするのでパス。
もう少し安価にはプレザージュというのがあります。
シチズンも、ザ・シチズンというのが頂点。でもこちらも20万円コース。
会社帰りに、出張した地で、はたまた休みの日に、ヨドバシに通う日々です。
機械式腕時計は、電池を使っておらずメンテナンスを行えば一生使えるようです。
親から子、また孫に継がれる時計、なんてロマンにも惹かれます。
ただメンテナンスを行えばというのがミソで、数年かおきに何万円かのメンテナンス料がかかる様子。
車検みたいなものか・・・。
また時間が少しずつずれたり、一定期間着けていないと止まってしまったりと、なかなか手間がかかる様子。
自分の生活にあっているかなあという点も不安になります。
やっぱりオリエントだ
悩みに悩むのですが、結局最初に雷に打たれたオリエントの2本が忘れられませんでした。
またオリエントという玄人っぽい日本の時計メーカーというストーリーにも嵌ってしまいます。
じゃあチタンなのかレトログラードなのか、でまた悩みに悩むのですが、目立ちすぎるのではないかという点がどうしても引っ掛かりました。
ということで、チタンモデルを(ヨドバシで)購入することにしました。
アルキメデススパイラルさん、ごめんなさい!
ポイントの魅力に勝てませんでした・・・。