機械式腕時計5 オリエント チタン製 WZ0031AF 購入レビュー
オリエントスターWZ0031AF購入
紆余曲折の結果、ソーラー電波時計ではなくて、自分にとって初めての機械式腕時計、オリエントスターWZ0031AFを購入しました!
端正なシルバー盤面に、ブルーの秒針が映える”メカゴジラ”です。
スペック
風防(ガラス面) :サファイアクリスタル
ケース・ブレス :チタン
夜光 :あり
日付表示 :Day表示あり
パワーリザーブ :40時間
ケース直径 :40mm
ケース厚さ :12.1mm
重量 :93g
耐水圧 :100m
スペックの解説
風防のサファイアクリスタルは傷つきにくさでは断トツの性能。他のガラス系では傷が入ってしまいます。
ケース素材のチタンは何といっても軽いことが特徴です。通常この手の時計でステンレスでできているのは150g程度あるのに対して、この時計は93gと無茶無茶軽いです。
チタンは傷つきにくいと言われていますが、傷はつきます。またステンレスでは研磨することで傷を消すことができますが、チタンは表面加工していることが多くて研磨ができないとのこと。
よって、玄人の方からはチタンはあまり好まれていません。
夜光や日付表示は、余計な装飾はない方が良い派と、あった方が便利派に分かれるようです。私はあった方が良いなあと思います。
ケース直径は腕の太さによります。私の手首周りが16cmですので、40mmはぎりぎり許容できる大きさと思います。
ケース厚さは着け心地に反映されます。これも私には12mmくらいが良いところかと思います。
耐水圧は100mというのは、100m潜っても大丈夫=相当に水に強そうなイメージを持ちますが、そうでもないようです。水道水なんかに勢いよく曝してしまうと、中に水が入る危険性があるそう。
ダイバーズウォッチではないので、多少の雨の日でも大丈夫、手を洗う時にもそんなに気にしなくても大丈夫という考え方で行くことにします。
こんな時計だ!
このような箱に入っています、紙の箱ですが、わくわくします。
中にもう一つ箱がありました。
じゃじゃ~ん。お~輝く本体です。
シルバーの盤面に、青い針、本当に静かな清潔さというか、りりしさを感じさせる時計です。
好青年って感じでしょうか。
盤面はよく見ると、うっすらと中央に向かって集まっていく無数の線が引いてあるように見えます。
光を当てるとそれが微妙な陰影を作り出してキラキラと光ります。
インデックスも立体感があり、12時と6時のインデックスが、なんとなく時計に沿って少し上下に湾曲しているようにも見えます。
その他のバーインデックスも、きれいに面取りがしてあって、研磨されて鏡のようになっている部分と、そうでない部分があって、手がかかっているなあという感じがします。
針は、ドーフィンハンドというのでしょうか、力強さを感じさせます。
オリエントは裏面が透けていて中の機械が見える時計が多いです。
時計を装着していると当然見えませんが、見えないところに機械が潜んでいるというのが理系心をくすぐります。本当は、どの部品がどういう役割をはたしていてということが分かるとよいのですが、ああ動いているなあということしかわかりません・・・。
装着したところ。
嫌味のない、悪目立ちしない時計なので、スーツによく合うと思います。
でもよく見ると針の青さに少し遊び心が感じられて、とってもいい。
なので、青いジャケットに合わせているんだぜという自己満足もとってもいい。
セーターに合わせたところ。
カジュアルな装いにもよく合うと思います。
盤面がシルバーで、シンプルな3針で、金属ブレスの時計なので、オンオフ、冠婚葬祭、晴れの日雨の日、どれにでも対応できると思います。
(葬式には黒い革ベルトという人もいるようですが、まあこの時計なら大丈夫でしょう)
使用した感想
出張で疲れて夜の新幹線に乗っているときなんかにぼーっと盤面を眺めていると、本当に端正だなあ、きれいだなあと心が安らかになります。
機械時計特有の、青い針がちちちちと少しずつ進んでいる様子を見ていると飽きません。
また耳に近づけると、これまたちちちちと機械の音が聞こえて、これも満足感を満たしてくれます。
機械式時計、いい!!
大きさ、厚さ、重さも邪魔に感じることはなく、着け心地には全く問題なし。
傷をつけるのがちょっと怖くはありますが、傷も歴史のうちだと思うことにします。
機械式時計は面倒くさい?
パワーリザーブが40時間なので、40時間腕に着けないと時計が止まってしまいます。
しかし腕に着けて仕事をしていると、デスクワークですがだいたいいつもパワーリザーブが満タンになっています。
土日に引きこもって時計を着けなかったりすると、さすがに止まってしまいますが、そういう時には少しねじを巻くとパワーリザーブが復活します。
時間のずれも、毎日気にして時報と見比べます。
だいたい1日に2,3秒進む感じです。
それくらい進んでも生活に支障はありませんが、毎朝出勤前に時刻合わせをするのが習慣になります。
このように多少面倒くさいところはありますが、それよりも所有欲が満たされる方が大きくて、私にはあっているようです。
あとは、3年くらいたったらオーバーホールに出さなくてはならない。
それが2万円強かかるようです。
これは、良いものを長く使うために必要な投資と思うようにします。
予想していなかった特典
オリエントは2017年にエプソン社に買収されてしまいました。
よって、現在はオリエントの時計の裏にはエプソン社の名前が入っているそうです。
私はその少し前に購入しましたので、裏には ORIENT WATCH CO.,LTD. としっかり刻印してあります。
こういうのは、地味に嬉しいですね。