機械式腕時計1 時計なんて時間がわかればよかった

5月 3, 2021

チプカシ

私は30代半ばまで腕時計には全く興味がありませんでした。大学の時から時間がわかればよいよねと、チプカシを付けていました。いまでこそ、ビルゲイツが、ジョブズがと一定の主張を込めることができますが、当時はチプカシであることすら意識しておらず、安い時計ということで付けていました。

転機その1

時計だけではなく、服装一般にこだわりはありませんでした。仕事では半年に一回くらいスーツを着る程度だったのですが、持っているスーツは大学入学時と成人式に両親が買ってくれたスーツをずっと着ていました。ある時、上司から「君のスーツはバブル期のものだね」と言われました。肩パットががっつり入っている、サイズが大きめでスラックスの裾も靴の上に乗っているというのです。へー、スーツにも型の流行りすたりがあるんだなあとその時に初めて知りました。それ以後、なんとなく自分の身に着けているものが気になり始めました。これが自分がファッションに気を付けたほうが良いのかなと思った最初のきっかけでした。なお、転機その2はもう少し後に訪れます。

時計の買い替え

そうこうしているうちに、当時付けていた時計の電池が切れてしまいました。ALBAのNATOベルトがついたようなモデルだったと思います。ヨドバシに買い替えに行きました。電池が切れると面倒くさいなあと思って商品を見ていると、電池が10年もちますというのがありました。こういうのがいいよなと思ってさらに見ていくと、ソーラー発電の時計があります。お~これは電池交換いらないじゃん!

もうひとつ、NATOベルトはずっと付けていると臭くなったり、汗が染みこんでなんか不潔な感じがしていました。どうせなら金属ベルトがいいなあ。

当時自分が知っている時計といえば、Gショックくらいでした。Gショックにもソーラー電波があり、金属ベルトのものもあります。しかし高い・・・。おもちゃみたいなプラスティックのやつでもソーラー電波だと1万円では買えません。こりゃだめだと別のコーナーを見に行きます。

と同じくカシオのコーナーで、ある時計が目につきます。ソーラー電波、金属ベルト、しかも電波で自動で時刻補正してくれる、アナログとデジタル両方あってアラームもかけられる、外国の時間も表示できる、そしてお値段は・・・、定価の60%引きとかで1万円を切っている、これすごいじゃん!なんどもその周囲の製品を見て回りますが、このコスパに勝てるものはありません。有名なメーカーでもあるし、これなら社会人として恥ずかしくないでしょ!と当時の自分としては思い切ってこの時計を買うことにしました。Wave Ceptorです。次回はこの時計のレビューにします。